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インストリーム広告でLP等に誘導させるには?[YouTube動画広告種類Vol.3]

2020.06.19

YouTubeの動画広告再生中、表示されるバナーに目が行きますね。これはCTA表示オプションと呼ばれるもので、ユーザーに広告視聴に加えて行動を取るように促しています。今回はこのCTA表示オプションについて、詳しく学んで行きましょう。

ユーザーに行動を促す!CTA表示オプション

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CTA表示オプションは、動画再生中・再生後にユーザーに行動を促す設定項目の1つです。リンク先への誘導バナーを大きく表示させることができるため、サイト誘導・コンバージョン獲得の効果が期待できます。インストリーム広告の他、バンパー広告でも設定可能です。CTA表示オプションはインストリーム広告やバンパー広告等の設定項目のため、設定することによって新たに料金等が発生することはありません。

CTA表示オプションがクリックされた場合の広告費はどうなる?

CTA表示オプションをインストリーム広告で設定した場合は、2種類の課金方法から選びます。視聴課金を選択した場合は、30秒以上の視聴(30秒未満の場合は最後まで)orクリックで1視聴と見なされます。1,000回表示課金を選択した場合は、1,000回表示される度に課金が発生し、複数回クリックされても関係ありません。また、30 秒間(30 秒未満の広告の場合は最後まで)視聴した後にクリックしても、視聴は 1 視聴と見なされ、ダブルカウントにはなりません。

CTA表示オプションを付与した広告配信画面

20200619_img03.jpg実際の広告配信画面を見てみましょう。「行動を促すフレーズ」、「見出し」、「表示URL」を設定することで、広告再生中、左下部分にリンクが付与された誘導バナーを設置しておくことができます。また、PCでは右上に「コンパニオンバナー」が設置され、広告終了後も継続して表示させることが可能です。なお、前述の「行動を促すフレーズ」を設定しない限り、「行動を促すフレーズ」、「見出し」、「表示URL」の誘導バナーは表示されず、簡易的な表示URLが自動挿入されるだけのため、必ず設定しましょう。

20200619_img04.jpg広告再生終了後は、モバイルでは5秒間、PCでは7秒間広告の「終了画面」が表示されます。画面いっぱいにバナーが停止した状態で表示されるため、広告の締めにユーザーをリンク先まで誘導することができます。

CTA表示オプションの設定方法

次に、CTA表示オプションの設定方法について、実際のGoogle広告の管理画面を使って紹介します。
20200619_img05.jpg広告のキャンペーン作成画面から、キャンペーンの目的を「商品やブランドの比較検討」または「ブランド認知度とリーチ」を選択し、「動画」を押下します。
20200619_img06.jpg動画広告作成にて「行動を促すフレーズ」のチェックボックスをオンにし、「行動を促すフレーズ」と「広告見出し」、PCの場合は「コンパニオンバナー」を設定します。「コンパニオンバナー」はチャンネルのバナーを使用して自動生成する、あるいは任意の画像にて設定することができます。
20200619_img07.jpg上の画像のように、動画と「コンパニオンバナー」のクリエイティブが一致していると見栄えが良く、クリックもより見込めるため、弊社としてはぜひ画像を設定することを推奨します。

【新機能】TrueViewアクション広告の「サイトリンク」

20200619_img08.jpg広告にCTA表示オプションを付与し、リンク先への誘導力を強める方法を説明しました。その中でも特にコンバージョンの獲得を重要視したい場合、キャンペーンの目的を「見込み顧客の獲得」、「ウェブサイトのトラフィック」に設定したTrueViewアクション広告があります。見た目はインストリーム広告と変わりありませんが、こちらは「行動を促すフレーズ」が必須項目で、「コンパニオンバナー」、「終了画面」に加えて、商品紹介ページや、営業時間の案内ページなどの「サイトリンク(モバイル限定)」が日本でも設定可能となりました。TrueViewアクション広告は、商品やサービスについて詳しく調べたり、連絡先情報を登録したりなど、その後のビジネスに繋がるようなアクションを促す特徴があります。広告配信目的が近しい場合は、インストリーム広告やバンパー広告にCTA表示オプションを付与するより、弊社としてはTrueViewアクション広告を選択されるのが良いかと考えます。なお、「サイトリンク」は、テキストは最大25文字(半角)で、少なくとも2個以上設定した場合に表示されます。また、あくまでもオプション機能のため、必ず表示される仕様ではないことをご留意ください。

まとめ

今回はYouTube動画広告のCTA表示オプションについて紹介しました。まとめると以下になります。

  • ユーザーに行動を促す無料の表示オプション
  • インストリーム広告やバンパー広告で使用可能
  • 多くのアクションボタンを表示させることでコンバージョン獲得の機会が増える

次回はYouTubeの検索結果などに表示されるディスカバリー広告について理解していきましょう。

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