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広告の運用手法
YouTube動画広告の基本!ユーザー属性ターゲティング[YouTube動画広告ターゲティングVol.2]

2020.10.26

前回はオーディエンスデータについて学びました。今回はターゲット設定の根幹となるユーザー属性ターゲティングについて学んでいきましょう。

ユーザー属性で特定のユーザーを確実に絞り込み

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ユーザー属性では、性別・年齢・子供の有無・世帯収入による絞り込みが可能となっています。属性の識別については、前回のオーディエンスデータについて [YouTube動画広告ターゲティングVol.1]をご確認ください。

例えば上図は、25歳~44歳までの子供がいる男性・女性への配信設定です。ターゲットが明確である場合、該当のユーザーへのみ広告を配信、あるいは除外することで該当のユーザーへの配信を行いません。

※属性が上手く判別できないユーザーは「不明」に分類されます。確実に属性が分かっているユーザーのみ配信をする除外設定をしますが、そうでない場合はリーチ数が増えるためチェックを入れておくことをおすすめします。

17歳以下へのユーザーは「不明」カテゴリを活用すべし

YouTube動画広告では、Facebook広告やInstagram広告と異なり、高校生など17歳以下のユーザーのターゲティングが仕様上できかねます。しかし、その打開策として、年齢「不明」カテゴリのみにチェックを入れることが挙げられます。もちろん、これだけでは他の年齢のユーザーも入り混じることになるため、該当のユーザーが興味を持ちそうなカテゴリやキーワードも合わせて設定することが望ましいです。

世帯収入ターゲティングの設定は取扱注意!

YouTube動画広告では、ユーザーの世帯収入を「上位10%」「11~20%」「21~30%」「31~40%」「41~50%」「下位50%」「不明」で絞り込むことが可能です。世帯収入属性を特定している詳細な仕様は開示されていませんが、世帯収入のデータは、「平均世帯収入が高い、あるいは低い地域」といった地域ターゲティングがもとになっている可能性があるとも言われています。そのため、あくまでもターゲットに近しいユーザーにアプローチするための一つの手段と考えておきましょう。もちろん、高額な商材の場合は、世帯収入が「上位10%」へのグループへ効率よく配信がされるように設定してみてもいいかもしれませんが、世帯収入のターゲティングを活用される際は、実際に配信をしていく中で配信効率の悪いグループを停止するなど、状況を見てから絞り込んでいくことを推奨します。

まとめ

今回はユーザー属性ターゲティングについて紹介しました。ユーザーのターゲット設定の基本となりますので、どのような商材にどうアプローチしていくかしっかり押さえていきましょう。次回は、「詳しいユーザー属性」について説明します。

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