コラム

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広告の運用手法
配信先を限定するデバイス設定[YouTube動画広告ターゲティングVol.13]

2021.05.11

前回はコンテンツの除外設定ついて学びました。今回は「デバイス設定」について紹介します。

広告表示場所を選択するデバイス設定

20210511_img02.JPGデバイス設定では、配信先の機器を選択することが可能です。デフォルトでは「すべての対象デバイス」となっていますが、「パソコン」「モバイル」「タブレット」「テレビ画面」の4つから調整が可能です。デバイスに絞って配信できるため、広告配信の効率を高めることができます。

20210511_img03.JPGデバイスを指定する際は、上図のように配信先を選択します。例えば、「アプリ広告のためパソコンには配信したくない」「現状モバイルからのコンバージョンが好調だからモバイルに絞って配信したい」などの場合、こちらのターゲティングを活用してみると良いでしょう。
20210511_img04.JPGまた詳細ターゲティングとして、オペレーティングシステム(AndroidやiOSなど)、デバイス(iPhoneやソニー、シャープなど)、携帯通信会社(KDDI/auやNTT、SoftBank)について調整もできます。こちらはかなりニッチなターゲティングで使う場面は限られますが、覚えておく良いかもしれません。

まるでテレビCM!配信領域を広げる「テレビ画面」

2018年から「テレビ画面」のデバイスが選択可能となり、まるでテレビCMのように広告を配信することができるようになっています。テレビ向けのYouTubeアプリも誕生し、現在テレビでYouTubeを視聴するユーザーが増加傾向にあります。Googleの調査では2020年12月には、YouTube視聴者全体の4分の1以上の1億2000万人がテレビでYouTube、またはYouTube TVを視聴しているとの結果も出ています。これは米国の調査になりますが、今後日本も同じ傾向をたどることが予想されます。

※注意点※
ターゲティングの精度:広告のターゲットがログインしているユーザーになります。そのため、ログインユーザーと実際テレビで視聴しているユーザーが異なる属性の場合は、ターゲティングの精度が多少落ちる可能性があります。
LPへの遷移率:テレビ画面で配信する際は、LPへの誘導が仕様上不可となります。あくまでも認知拡大に特化したデバイスと考えましょう。

参照1:月間1億2000万人がテレビでYouTubeを視聴 CTV市場の拡大で広告枠をもつYouTubeに追い風か

まとめ

今回は「デバイス設定」について取り上げました。商材によってデバイスが限られる場合や、広告の配信状況から見て絞り込みたい場合はぜひ活用してみてください。次回は「フリークエンシーキャップ」について学んでいくことにします。

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