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広告の運用手法
フリークエンシーキャップで広告の接触頻度を制御[YouTube動画広告ターゲティングVol.14]

2021.05.14

前回はデバイス設定ついて学びました。今回は「フリークエンシーキャップ」について紹介します。

広告を配信する回数を制限するフリークエンシーキャップ

20210514_img02.JPGフリークエンシーキャップとは、同じユーザーに対して広告を表示する回数を制限する設定です。デフォルトでは「なし」ですが、自由に調整が可能です。YouTube動画広告では表示回数・視聴回数の上限を日単位、週単位、月単位で制限することができ、上限に達したユーザーに対してはそれ以上広告を配信しないように設定することが可能です。

※注意点※
設定単位:YouTube動画広告であれば、フリークエンシーキャップは、キャンペーン単位での設定となります。広告グループや広告別では設定不可のためご注意ください。
対象の配信形式:インストリーム広告とバンパー広告のみになり、ディスカバリー広告は対象外です。
20210514_img03.JPGYouTube動画広告では、上図の通り「インプレッション数(=表示回数)」「視聴数」それぞれに対しフリークエンシーキャップを設定することが出来ます。この2つは異なる定義の数値であるため、それぞれのカウント方法を把握しておきましょう。

  1. インプレッションの発生頻度に上限を設定する
    カウント方法…表示回数は、YouTube、Google ディスプレイ ネットワークの動画パートナーに広告が表示されるたびにカウントされます。

  2. 視聴の発生頻度に上限を設定する
    カウント方法…視聴回数は、ユーザーが動画広告を30秒間(動画が30秒未満の場合は最後まで)視聴した時点か、広告に対して操作(「CTAオプション」など)を行った時点の、いずれか早い方のタイミングでカウントされます。

フリークエンシーキャップは配信状況に応じて調整しよう

弊社の設定の基準としては「1日3回まで」としていますが、キャンペーンや配信状況によって調整していくことが望ましいです。広告を何回も表示させることで印象が悪くなる恐れもある一方、コンバージョンに結び付く可能性もあります。実際に配信を回してみて、広告の視聴率や視聴単価などのユーザーの反応を確認し、修正していきましょう。

まとめ

今回は「フリークエンシーキャップ」について取り上げました。フリークエンシーキャップを設定し、広告のパフォーマンスを上げていきましょう。次回は「広告のスケジュール」について紹介します。

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