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広告の運用手法
YouTube動画広告でコンバージョン件数を上げる方法 [YouTube動画広告ターゲティングVol.23]

2021.10.04

YouTube動画広告はブランド認知拡大向けが中心だから、コンバージョン獲得には向かないと思っていませんか?実はYouTube動画広告でも工夫次第でコンバージョンの件数を上げることができます。今回はYouTube動画広告でコンバージョン件数を伸ばす方法について3つお伝えすることにします。

YouTube動画広告でコンバージョンを稼ぐコツ①動画アクションキャンペーンにて配信

20211004_img02.JPGYouTube動画広告のキャンペーン設定の一つに「動画アクションキャンペーン」というものがあります。こちらはディスプレイ広告やリスティング広告で設定できるレスポンシブ広告のYouTube動画版と言えば分かりやすいかもしれません。上図のようにYouTubeを視聴中、広告見出しが大きく表示されるのはこの動画アクションキャンペーンによって出稿されたものです。概要は以下です。

■動画アクションキャンペーン
配信枠:YouTubeホームフィード、YouTube動画再生ページ、(Google動画パートナー)
配信形式:スキップ可能なインストリーム広告、ディスカバリー広告
動画の長さ:10秒以上

動画アクションキャンペーンでは、配信枠や配信形式に絞ることなく、1つのキャンペーンで複数の配信先に表示ができます。Google側にてパフォーマンスが良い配信先、配信形式を自動で調整するため、掲載結果の向上に繋がることになります。
20211004_img03.JPG設定方法は広告のキャンペーン作成画面から、キャンペーンの目的を「販売促進」、「見込み顧客の獲得」あるいは「ウェブサイトのトラフィック」のいずれか一つを選択し、「動画」を押下します。

20211004_img04.JPG動画広告作成ではレスポンシブ動画広告と表示されます。ここでは飛び先のURLや、「行動を促すフレーズ」、「広告見出し」、「長い広告見出し」、「説明文」を設定します。視聴回数を最適化するキャンペーンと異なり、動画アクションキャンペーンでは、その名の通りユーザーの行動を促すような要素が含まれています。「行動を促すフレーズ」では、手入力の他に、効果が期待できるようなフレーズがいくつか予め用意されており、そこから選ぶことも可能です。

例:今すぐ購入、今すぐ予約、今すぐ登録、チャンネル登録など

PCの場合は「コンパニオンバナー」を設定することも可能です。

YouTube動画広告でコンバージョンを稼ぐコツ➁コンテンツターゲティングを活用

動画アクションキャンペーンで配信場所を広げることができても、ランダムに配信されることから、狙うユーザーになかなかリーチできない恐れがあります。そこで、以前紹介したコンテクスチュアルターゲティングで動画広告効果を拡大させる [YouTube動画広告ターゲティングVol.20]を併用するのがおすすめ。広告のカテゴリを指定することで、通常の属性ターゲティングよりもコンバージョン獲得が期待できます。弊社で運用した広告で、コンテンツターゲティングを使用した際も、クリック率は1%以上とYouTube動画広告では高めに位置でき、CPAは数百円台になりました。こちらの設定をすることで、よりクリックされやすく、その先の行動を促すきっかけにもなりますので、ぜひ活用したいですね。

YouTube動画広告でコンバージョンを稼ぐコツ③ディスプレイ広告との組み合わせ

YouTube動画広告と併用することが良い他の媒体として挙げられるのはディスプレイ広告です。ディスプレイ広告を組み合わせることでYouTube動画広告が持つ弱点を補えることができます。例えば以下になります。

・動画を視聴したユーザーに再アプローチ
・一度サイトを訪問し興味を持ったユーザーに再アプローチ

YouTube動画広告は視聴がメインであるところ、ディスプレイ広告と掛け合わせることで、流入数を補完することができます。配信した各広告のデータもそれぞれの媒体で流用することができるため、さらにターゲティングを突き詰めることが可能です。得られる相乗効果も多くありますので、YouTube動画広告、ディスプレイ広告と2つの媒体からコンバージョンを狙いたいところです。

まとめ

今回は「コンバージョン件数の上げ方」について3点紹介しました。YouTube動画は認知拡大だけでなく、コンバージョン獲得にも大いに狙えます。今回紹介した内容をもとに、ぜひ日々の運用に役立ててみてください。

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