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【徹底解説】YouTube動画広告のメリットとデメリット[YouTube動画広告基本Vol.11]

2022.06.10

動画広告の配信プラットフォームとして一般的になりつつあるYouTube。今回はそんなYouTube動画広告のメリットとデメリットを徹底解説していきます。改めてメリットとデメリットを把握することで、目的に応じた適切な媒体選択に役立て、広告の効果を高めていきましょう。

YouTube動画広告のメリット

ユーザー数が多い

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※出典元:Think with Google(https://www.thinkwithgoogle.com/intl/ja-jp/marketing-strategies/video/youtube-recap2020-2/)

YouTubeは言わずもがな世界中で利用されている動画プラットフォームであり、利用者数は主要な動画メディアやSNSのユーザー数と比べても群を抜いています。日本においては10代から50代にかけての幅広い年齢層に利用されており、年齢を問わず幅広いユーザーにアプローチできる媒体と言えるでしょう。

有音動画で情報量と認知効果は圧倒的

動画広告は静止画の広告と比較すると圧倒的に多くの情報量を盛り込むことが可能です。またYouTubeは有音再生されることが多いため目だけでなく耳からも情報も与えることができユーザーの理解度は格段に高まります。さらに視覚からも聴覚からも訴えかけることで印象に残りやすい広告となり認知の拡大と定着の効果も期待できます。

ターゲットを絞って配信できる

YouTube動画広告はGoogle広告と連携しており、地域、性別、年齢、好み、時間帯、曜日などターゲティングのために設定できる項目が数多く存在します。広告を出したいサービスや商品に合わせたターゲティング設定により無駄な広告配信を減らし、広告を届けたいユーザーに効率良く配信することが可能となります。

自社サイトへの誘導を促せる

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※出典元:YouTube Advertising(https://www.youtube.com/intl/ALL_jp/ads/how-it-works/set-up-a-campaign/action/)

動画内にCTA表示オプションを設置し、LPに誘導することができます。「資料請求」「会員登録」「注文」などの商品やサービスに合ったフレーズを設置できるので、広告動画を視聴したユーザーの次の行動を促すことができます。

視聴者へのリマーケティング

YouTube動画広告を視聴したユーザーのリストを作成することができます。そしてYouTubeとGoogle広告を紐づけることにより、そのリストにあるユーザーに検索広告(リスティング広告)やディスプレイ広告を配信することも可能です。記憶や認知の定着はもちろんのこと、ユーザーが複数回広告に接触することで興味関心が高まりコンバージョンに繋がりやすくなるなど広告効果を倍増させる効果が期待できます。

視聴課金制を採用していて費用対効果が高い(インストリーム広告の場合)

インストリーム広告は動画が30秒以上視聴されるか、広告がクリックされた場合のみ、料金が発生する仕組みです。30秒以内で動画がスキップされた場合は費用が発生しないため、動画をスキップせず見てくれる興味関心のあるユーザーにだけ広告費用をさくことができます。この点でTVCMなどと比較すると余分な費用が発生しません。

YouTube動画広告のデメリット

スキップされる可能性がある

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※出典元:YouTube Advertising(https://www.youtube.com/intl/ALL_jp/ads/how-it-works/set-up-a-campaign/consideration/)

スキップ可能なインストリーム広告の場合、広告動画が再生されて5秒経過するとユーザーはスキップすることができるようになります。スキップされた場合、広告動画は最後まで見てもらえず、思うように広告効果がでない場合があります。そのため絶対に見てもらえる冒頭の5秒を工夫することはYouTube動画広告の最重要事項となります。

イメージダウンの恐れがある

動画クオリティが低ければ逆にマイナスイメージを持たれる可能性が高く、またユーザーにとって全く無関係な広告だとその広告に対して邪魔であるというようなネガティブな感情を抱かれることに繋がります。一定品質の動画クオリティや適切なターゲティングによりこれらを防げるよう注意が必要です。

動画制作に費用がかかる

広告効果を上げるためには動画のクオリティは重要です。そのため動画制作会社や広告代理店などのプロの業者に依頼することが多く、コストがある程度かかることとは多少のデメリットとなるでしょう。

クリック率やコンバージョン率は低い傾向がある

YouTube動画広告は有音動画再生で認知拡大の効果を期待できる反面、リンククリックなどのコンバージョンには向いていない傾向があります。これはYouTube動画を見ている最中に流れてきた広告をクリックして見ていた動画を離脱する、という人が少ないことが原因として挙げられます。コンバージョンに繋げたい場合、視聴者目線に立ってユーザーが買いたくなる/ほしくなる/クリックしたくなる動画に仕上げる必要があります。あるいは記憶に残る動画にすることで認知から検討に移行してもらいやすくするなど、動画に工夫を施し広告の効果を上げていきましょう。

まとめ

今回はYouTube動画広告のメリットとデメリットをご紹介しました。どんな広告にも向き不向きがあり、広告配信の目的やターゲットにより適切な媒体選択をすることが広告効果を左右します。さらにYouTube動画広告を最適な媒体として選んだ際には、その特徴を理解して動画や広告設定の工夫をすることが効果的な広告運用の要となります。

YouTube動画広告配信を検討中の方、媒体選択や動画制作に関してのご相談はお気軽にAdMarketにご連絡ください。

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