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【担当者必見!】YouTube動画広告の審査について解説 [YouTube動画広告基本Vol.12]

2022.06.24

YouTube動画広告を配信するためには、Googleによる広告審査を通過する必要があります。審査落ちを防ぐためにも、どのような広告が審査に落ちるのかといった知識をつけたうえで動画の制作に取り掛かることをおすすめします。

YouTube動画広告の審査とは

YouTube動画広告の審査とは、Googleの広告ポリシーに違反していないかチェックされることです。Googleの広告ポリシーはユーザーにとって安全で適切なコンテンツを提供し続けるために定められており、ポリシーに違反している部分があれば広告が不承認となり配信できません。

YouTube動画広告 審査の流れと結果の確認方法

広告の入稿が完了したらGoogle側での審査が開始されます。審査期間は通常数時間~2営業日程度です。審査の状況と結果は管理画面での「ステータス」の項目に表示されます。各ステータスの表す意味は下記の通りです。

※○の項目のように表示された場合は配信でき、×の場合は配信できません。
○審査中: 広告は審査中で、審査が完了するまで配信できません。
○承認済み: 広告はコンテンツの要件を満たしており、すべてのオーディエンスに配信できます。
○承認済み(制限付き): 広告は配信できますが、商標の使用やギャンブル関連のコンテンツなどのポリシーの制限により、一部の状況では配信できません。
×不承認: 広告のコンテンツまたはランディング ページがコンテンツの要件を満たしていないため、広告は配信できません。詳しくは、不承認となった広告の修正に関する説明をご覧ください。
×承認済み(地域制限付き): ポリシー制限とターゲット設定により、広告はターゲット地域に配信できません。

YouTube動画広告で審査に落ちた時の対応

「不承認」あるいは「承認済み(地域制限付き)」とステータスに表示された際、その審査結果の理由は表示されたステータスの項目にカーソルを合わせると確認できます。さらに詳細を確認したい場合は、その中に表示されている「ポリシーを確認」をクリックします。

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上記の方法でも審査が落ちた原因がわからない場合は画面右上の「?」をクリックし「お問い合わせ」を選択し、フォームから問い合わせてみましょう。

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このように不承認部分を確認し、改善・修正したうえで上書きして保存することで自動的に再審査に進むことができます。

YouTube動画広告の審査落ちのパターン

広告が配信されない理由は多岐にわたりますが、主に「広告ポリシー」「リンク先の要件」「動画広告の要件」の3つの規則にのっとって審査されています。いくつか例を挙げながらご紹介します。

①Googleの広告ポリシーに違反している

■不実表示・・・ユーザーを騙す目的で商品に関する情報を故意に掲載しなかったり、誤解を招く情報や事実と反する表記がされている広告。(例:「最高」「No.1」などの表現を、根拠を示さずに行った場合)

■薬機法・・・食品や化粧品などの広告を行う際は「薬機法」に抵触していないかについても確認が必要です。商品の区分によっても表示できる内容に差があるため、気づかないうちに抵触している場合があります。

■不適切なコンテンツ・・・衝撃的なコンテンツを表示したり、憎しみ、偏見、差別を助長したりするような広告。

参考:広告ポリシーはこちら
(https://support.google.com/adspolicy/answer/6008942?visit_id=637909443586215561-2247868833&rd=1)

②リンク先の要件を満たしていない

審査対象には動画自体だけでなく誘導先のページ(ランディングページ)の内容も含まれます。

■①に挙げたように不正行為を助長するコンテンツを表示したり、商品やサービスについて誤解を招く情報を表示したりしているとポリシー違反と判定されます。

■ページは正しく機能し、ユーザーにとってわかりやすく、操作しやすいものである必要があります。(例:誤ってテストページを入稿している。サーバーエラーでアクセスできない状況になっている。PDFなどのとび先に指定できないフォーマットである。)

■商品やサービスの情報が不十分な場合も審査に落ちる原因となります。

参考:リンク先の要件はこちら
(https://support.google.com/adspolicy/answer/6368661?hl=ja&ref_topic=1626336)

③動画広告の要件を満たしていない

■広告テキストや広告フォーマット、動画ファイルは許可されている形式になっている必要があります。

■広告用動画がYoutTube側で非公開となっている、または削除されている場合使用できません。一般公開または限定公開にしましょう。

■動画の品質が悪いと判断されると配信できません。例えば判別できないテキストや音質、不鮮明な画像が動画に含まれていないか確認しましょう。

参考:動画広告の要件はこちら
(https://support.google.com/adspolicy/answer/2679940?hl=ja)

まとめ

今回はYouTube動画広告を配信する際に避けては通れない審査について解説いたしました。入稿前にはポリシーに抵触していないか事前に確認し、不意の審査落ちを防げるようにしましょう。

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