コラム

YouTube動画広告のノウハウや、事例研究など運用に役立つ情報が満載です。

広告の概要
YouTube内に表示できるディスプレイ広告とは?[YouTube動画広告種類Vol.6]

2020.07.20

PCでYouTubeの動画広告を観ていると、右側に表示される大きなバナー広告が目に入ることがあると思います。YouTube動画広告かと思いきや、実はディスプレイ広告。今回はYouTube内に表示されるディスプレイ広告について紹介します。ディスプレイ広告はYouTube動画広告ではありませんが、知識の一つとしてぜひ知っておいてください。

YouTube内に表示できるディスプレイ広告

20200720_img02.jpg

ディスプレイ広告は、ウェブサイトやモバイルアプリの他、YouTubeにも配信可能です。YouTube内には、動画視聴中、関連動画、おすすめ動画の上に表示されます。ディスプレイ広告の課金方法はクリック課金、あるいは1,000回表示課金です。20200720_img03.jpg

YouTube内のディスプレイ広告は、検索結果や関連動画に表示されるディスカバリー広告と一見似ているので混乱してしまうかもしれません。二つの大きな違いとして、YouTube内のディスプレイ広告はクリック先がLPやWEBサイトであるのに対し、ディスカバリー広告のクリック先は動画広告です。ディスカバリー広告では、動画視聴回数の増加を目的としています。また、インストリーム広告でLP等に誘導させるには?[YouTube動画広告種類Vol3]で紹介したCTA表示オプションの「コンパニオンバナー」ともディスプレイ広告は異なりますので、くれぐれもお間違いないようにご注意ください。

YouTubeを観る層にアプローチが可能

ウェブサイト内に表示される広告やモバイルアプリで表示される広告以外に、YouTube内に広告を表示するため、アプローチできるユーザー層が広がります。ディスプレイ広告のキャンペーンを作成する際、YouTubeにもデフォルトで配信される仕様になっておりますが、チャネルや動画を絞ることで、より興味があると考えられるユーザーにも広告を表示できます。

大きなバナー広告で認知拡大

また、最初の画像を見て気づいたかもしれませんが、通常の動画コンテンツや他のディスカバリー広告と比べ、YouTube内のディスプレイ広告はやや大きく表示されています。動画を視聴中や他の関連動画を探しているユーザーの目に留まることになり、認知拡大としても効果的と言えるでしょう。

YouTube内で配信先を指定すると好結果に

20200720_img04.jpg

ディスプレイ広告をYouTubeで配信した場合の数値は、実際どうなのでしょうか?上の表は弊社で運用した広告の実績例AとBです。特に配信先の指定を行わずにYouTubeも含めウェブサイトのバナー広告枠やアプリ内の広告枠等、様々な場所に広告を配信した場合(表では「ディスプレイネットワーク」としています)に比べ、YouTube内で関連したチャンネルにプレースメント指定した場合の方が、パフォーマンスは高くなる結果が見られました。もちろん、ジャンルや競合によってその傾向は変わりますが、ディスプレイ広告を配信した際は、YouTubeにもぜひ積極的に配信したいものですね。

ディスプレイ広告を指定のYouTubeに配信する方法(プレースメント)

次に、ディスプレイ広告を特定のYouTubeに絞って配信する設定方法について、Google広告の管理画面を使って紹介します。20200720_img05.jpg

キャンペーン作成画面から、キャンペーンの目的を「ウェブサイトのトラフィック」を選択し、「ディスプレイ」を押下します。20200720_img06.jpg

プレースメントで、「YouTubeチャンネル」あるいは「YouTube動画」を選択し、広告を表示させる場所を指定すれば、完了となります。

まとめ

今回はYouTube内に表示可能なディスプレイ広告について紹介しました。YouTube動画広告の制作が間に合わない場合、とりあえずディスプレイ広告でYouTubeにも広告を配信してみるのもおすすめです。また、プレースメントを指定することで、より効率の良い配信に繋がります。ぜひディスプレイ広告も状況に合わせて活用してみてください。

同じカテゴリの記事

コラム記事一覧